GREENBOWL

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2013年、仕事で訪れたニューヨークのホテルの1階にあったチョップドサラダ店を、ランチタイムに初めて訪れた時の驚きと感動は、今でもはっきりと思い出すことができます。狭い店内には老若男女があふれ、全員が透明のボウルに山のように盛られた野菜をおいしそうにほおばっているのです。これまで訪れたどこの国でも脇役だった野菜たちが堂々と主役を張り、食べている人たちを心から満足させている。満足感だけではなく、「身体によいものを食べた」というちょっとした優越感すら感じられる新しい料理との出会いは、その後、ずっと頭の片隅に残っていました。

帰国後、オフィスや自宅の周辺で野菜が食べられるレストランを探し求めましたが、当時の東京には、誰もが気軽に立ち寄るような店にそのようなメニューはありませんでした。もっと手軽に、ファストフードのような感覚で野菜をもりもり食べられるような、男性でも十分お腹を満たせるような、野菜中心のレストランが近くにあればみんな喜ぶに違いない。きっとそこは、訪れる人の思考に変化を与え、よい食習慣を根づかせ、日本人を健康にするに違いない。そんな思いを抱き始めた頃、学生時代からの先輩に再会しました。石けんやスキンケア化粧品を製造し、独自のブランドを育て、全国で販売しているその先輩は、私の話を熱心に聞き、共感し、「一緒にやろう」と言ってくれました。「ただし、人のまねではなく、自分たちで考えたもので勝負しよう。誠実な生産者の方から新鮮な野菜を仕入れ、日本でつくる。日本ならではのメニューで、日本人を健康にしよう」と背中をたたいてくれました。

1号店は恵比寿駅から徒歩8分、日差しが気持ちよく差し込む店内は、ほんのひと時でも忙しさを忘れ、ゆったりと食事を楽しんでいただけるよう、木を多用したシンプルな内装にしました。器はすべてオリジナルの笠間焼。陶器はやわらかくて割れやすいのですが、触れた時の温かみを感じていただきたくて、オープン当初から変わらずに使い続けています。2号店は2019年、日本橋髙島屋S.C.の地下にオープン。7坪とコンパクトながら、手軽に食事をしていただけるイートインスペースもあります。メニューは限られるのですが、手早くおいしい料理をお出しできるよう、常にオペレーションの向上に努めています。当初はお買い物途中の女性のお客様をイメージしていたのですが、最近では男性の方も立ち寄ってくださるようになりました。※恵比寿店は2020年8月に閉店いたしました。

GREENBOWLの理想は、お客様ひとりひとりの生活圏内にあり、いつでも気楽に立ち寄り、旬の野菜をおいしく、たくさん食べていただくこと。そんな夢を実現するためにやるべきことは山積みです。仲間になってくれる農家さんともっと出会いたい。旬の食材をもっと見つけてさまざまな料理をつくりたい。店舗をもっと増やして必要な時にお役に立てるようになりたい――この「もっと」という気持ちこそ、GREENBOWLの成長の糧になると思っています。そして、やりたいこととやるべきこと、ひとつひとつに誠実に向き合い、すこやかな食習慣を日本に根づかせていきたいと思います。